舞台「火具鎚(カグツチ)のうた」

舞台「火具鎚(カグツチ)のうた」

点から線へ 記録を残すのではなく 記憶を紡ぐ

Story

西暦2100年、世紀末を迎えた和歌山市。現代と大きく変わらないように見える世界だが、地球の温暖化は止まらず、百年前にも流行した終末思想がインターネットをにぎわせている。そんな未来に暮らす高校生のミーコとソラは、ある日を境に全く同じ夢を見始める。赤く燃え上がる空に「火具鎚カグツチ」という言葉うた。カイの弟で秀才のソラは、ふたりの話を信じようともしない。一方で、その現象は日に日に世界へと広がっていく・・・最初は一蹴していた科学者も、悪質な噂だと批判したメディアも、今ではその究明に真剣だ。

徐々に曖昧になっていく “現実” と “夢” の境界が消え去る時、 主人公の3人は、“記録” ではない “記憶” を見ることになる。

それは、誰のための、誰の予言なのか?
再び、「火具鎚のうた」が流れ始める。

Statement

ヒト科/人類は、火を道具として操ることで自分たちだけを自然摂理から切り離し、
人間(人と人との間=社会)となった。
火は鉄を生み、鉄は武器となり、それは、さらなる大火を生み続けた。

そうして、道 “具” としての “火” はいつしか、
人間があつかえる限界を遥かに超え、
この星を幾度も滅ぼすほど、強く大きな力を持った。

それこそが、太古の昔から語り継がれてきた
「火具鎚」であり、
八百万の神々が、驕り高ぶった人間へと振り下ろす鉄 “鎚” だ。

火を生む環境破壊。
本末転倒な核兵器。
心を失わせる炎上。

これは、あらゆる火を起こし、自らのみならず
すべてを焼き尽くさんとする人間の業に警鐘を鳴らす歌だ。

Character

  • ミーコ

    ミーコMiko

    カイ、ソラとは幼馴染。
    とても怖がりの女の子。
    普段は天真爛漫だが、
    それは恐怖心の裏返し。
    人一倍恐怖心を感じやすい
    キャラクター。

  • カイ

    カイKai

    ソラの兄でミーコとは幼馴染。
    勉強はあまり得意ではないが、
    人並み外れた記憶力を持ち、
    誰も覚えていないようなことを
    覚えている。三人の中では
    一番勇気のあるキャラクター。

  • ソラ

    ソラSora

    カイの弟でミーコとは幼馴染。
    勉強がとても得意で、論理的。
    非科学的なことは絶対に
    信じない。
    冷静沈着だがどこか
    可愛げのあるキャラクター。

キャラクターデザインさいとう・たかを氏よりコメント

Cast

  • ミーコ 土井美咲
  • カイ 中西弘志
  • ソラ 藤田晴
  • ナミ(ミーコの母) 天翔りいら
  • ヤマト(カイとソラの父) 村尾俊明
  • クシナ(カイとソラの母) 岡元あつこ
  • ミツハ(老婆) 浜畑賢吉
  • ハバリ(老人) 佐瀬恭代
ツカイ(ダンサー)
  • 阿部 沙耶
  • 川崎 由菜
  • 川元 愛花
  • 芝地 望鼓
  • 高橋 佑紀
  • 冨田 蒼伊
  • 野中 萌良
  • 宮崎 美釉
  • 宮本 志穂
  • 村上 生馬
  • 村上 渉
神々「ポズック楽団」
  • 四線・ハーモニカ:奥野 亮平
  • チンドン太鼓:奥野 麻美
  • ティンホイッスル:日高 亜紀子
  • 太鼓・パーカッション:森本 玲子
  • ダンサー:
    中村 大樹/宮市 匠/坂上 加那子/
    高橋 茉奈美/滝川 幸法/山田 隆一
人々
  • 「和歌山児童合唱団」

Credits

企画/クリエイティヴ・ディレクション
2nd Function (avex)
キャラクターデザイン(ミーコ/カイ/ソラ)
さいとう・たかを/さいとう・プロダクション
音楽監督
FZ(Radical Harcore Clique/sfpr)
沼丸 晴彦
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テーマ曲「カグツチ」
歌:和歌山児童合唱団/The Metropolitan Chorus of Tokyo
作曲:松下 耕
作詞:みなづき みのり
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エンディング曲「Shooting Star」
歌:sfpr
作曲/作詞:sfpr/maximum10
「和歌山児童合唱団」

ソプラノ
石園 帆夏/島 綾音/岡田 有未/尾野 心雪

メゾ
井澤 綾乃/鳥居 茜音/西溪 美晴/岩橋 佳音

アルト
磯野 志帆/高橋 希空/深見 勇太/林 そよ香
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「The Metropolitan Chorus of Tokyo」

ソプラノ
池田 茜/菊地 真生子/左口 恵里奈/田島 萌々夏
寺西 こと音/中村 真悠子/堀 めぐみ

アルト
大迫 瑞季/梶山 絵美/蟹江 春香/斉藤 暢子
髙垣 依里/松村 悌子/山元 彩

テノール
安藤 嘉規/大原 久樹/坂井 聡大/髙橋 佳代子
髙橋 進/田口 蓮/矢野 塁

ベース
大桃 由紀雄/菊池 光峰/杉村 信/田代 真基
中村 俊幸/渡辺 歩
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ティンパニー:坂本 暁良
プログラミング/SOUNDSCAPE:FZ
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「和歌山雅楽会」

鞨鼓:前田 昌平
太鼓:岩本 旬雄
鉦鼓:山野 素子
鳳笙:江川 定光/吐前 政夫
篳篥:西谷 正信/藤村 正則
龍笛:梅本 理弘/岡 友之/佐地 正信
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音源制作
avex
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振り付け
野口 量(Blank)/森井 淳
Space Design
YAMACHANG(REALROCKDESIGN)
Technology Organizer
AVC
照明
安永 瞬/光中 友輝(TAC)/称 直亮(TAC)/梶田 拓也(TAC)
大井 良友(TAC)/永田 梨恵(TAC)/伊藤 雅美(TAC)/齋藤 千愛(TAC)
レーザー
笹沼 直人(REALROCKDESIGN)/水口 学(REALROCKDESIGN)
黒下弘一/上原 誕秩/王子 陽平
特効
久住 祥則(株式会社特効)/武内 奈菜(株式会社特効)/西原 龍(株式会社特効)
美術
愛知 康子
音響
游也(STRAY SOUND)
会場設営統括
高田 勝則(総合舞台通信)
演出補
森島 縁(劇団5454)
舞台監督
北井 佳輔(M&S)/瀬戸 涼菜(M&S)
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ヘアメイク
新家 綾子
メイク
化粧師 秀
スタイリスト
平川 はるひ
劇中映像制作
丹羽 孝友/田村 元幸/小野 奈津江
風景写真
Iori Takano
撮影
柳沼 貴幸/中島 和也/中南 拓哉
水野 滋人/横山 穂高
編集
坂部 敬史/2nd Function
オフラインエディター
田端 華子
エンドロール映像
増田 雄一/本忠 学
MA
関 良輔(ONKIO HAUS)
プロダクションマネージャー
大多 康平/YOON CHONGSOO/金兌
映像プロデューサー
武田 光平(DREAMFLY)
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アート・ディレクション・デザイン
吉川 克(avex)
スチール撮影
タカハシ アキラ
総合プロデューサー
山下 太志(avex)/中村 和哉(和歌山放送)
桑田 仁史(和歌山放送)/宇和 拓哉(和歌山放送)
協力
和歌山市/和歌山市民の皆さん/和歌山県民の皆さん
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原作
avex
脚本・劇演出
春陽 漁介(劇団5454)
監督
坂部 敬史(DREAMFLY)
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制作
株式会社和歌山放送/エイベックス/エンタテインメント株式会社
主催
文化庁/公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
WAKAYAMA SOUNDSCAPE 2020実行委員会
文化庁令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「JAPAN LIVE YELL project」

Movie

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